産後うつ病にかかった私のその後。【体験ブログ】
私は大学一年の夏頃と、産後にそれぞれうつ病にかかりました。
うつ病にかかる前は、「うつ病って何?」という状況で、「どうせうつ病は、真面目な人がかかる病気なのだから、不真面目で能天気な私にうつ病にかかることなんてない」とずっと思っていました。
しかし、そんな自分とは裏腹にうつ病は想像を遥かに超えることの連続でした。
大学一年次、新生活を最初は勉強にも遊びにもバイトにも全力で打ち込もうと決意し、いろいろなことに真面目に取り組んでいました。
しかし、だんだん勉強やバイトに身が入らなくなりました。
集中力が低下し、物覚えも悪くなり、今まで楽しめていた趣味に対しても興味や関心を示せなくなった自分がいました。
特に授業中に耳鳴りがすることが多くなり、授業に集中することが困難なりました。その後は、立ちくらみしたり、目眩がしたり、動悸や息切れ、過呼吸症の症状が起きるようになり、日常生活に支障をきたすようになりました。
食欲も減り、そして、いつの間にか家に籠って横になるだけの生活になってしまいました。
困った私は、近くの病院で検査を受けてみました。
レントゲン、血液検査等受けましたが、いずれも異常なしの診断。ふと、「あの時の自分は一体なんだろう?」という気持ちになりました。
家に引き篭っているうちに「何もしたくない」といった倦怠感や、四六時中ボーッとしてしまうなどの症状にも悩まされました。
見兼ねた母が近くの病院の心療内科に連れてってくれて、そこで初めて「うつ病」の診断が下されました。
「うつ病」と診断された時、私は「こんな私でもうつ病になるのか…」と驚きと落胆を覚えました。
今までマイペースに生きてきて、悩みが1つあってもすぐ立ち直るスタンスだったので、現在の心身の状況に戸惑いを感じられずにはいられませんでした。
うつ病の薬として、病院からパキシル10mg、メイラックス10mg、頓服にリーゼを5mgを処方され、早速飲みました。
最初は薬の副作用により、腹痛や食欲不振に悩まされましたが、服薬から1ヶ月ごろになって副作用も治り、なんとか自宅で歩けるぐらいまでに寛容しました。
そして、服薬から2ヶ月になって、やっと秋口になって大学まで通えるようになりました。
また、産後の時にも同じ症状に悩まされましたが、服薬のおかげでうつ症状が軽減され、子育てをしながら日常生活を送れるまでになりました。
振り返ると、うつ症状にかかったのは「神様が少し休みなさい」とお告げを下さったのかなと前向きに考えています。
現在子育て真っ最中の私は、たまにうつ症状に悩まされることもありますが、あまり深刻に捉えずにうつ症状と上手くやっていこうと思います。