母が鬱病と診断されて心療内科での治療開始。【体験ブログ】
私の家族が鬱になってしまったのですが、なったのは母です。
私は一人っ子でとても大事に育てられました。今思えば母とは共依存ぎみだったかな?と思います。
そんな私が20歳の時に一人暮らしをはじめると同時ぐらいの時に母がうつ病になりました。
父から連絡があり「お母さんが一日布団から起きようとしない。家の中がめちゃめちゃで汚い。どうにかしほしい。。」という電話があった時は本当にびっくりしました。
帰ると母の部屋だけ真っ暗して、カーテンも開けずに寝ていました。
体が動かずに何もできないし、何もやる気になれないというのです。
私はすぐに鬱病を疑いました。
そして心療内科に連れていきました。
結果、鬱病だと診断されました。母から心だけが吸い取られてしまったような、顔をしていました。
喜怒哀楽がないかんじでした。
先生から鬱病患者との接し方を教えてもらいました。
無理に強要するようなことはせず、なるべく規則正しい生活を心がけるようにして、外に散歩などをできるように「ちょっと散歩してみる?」などを声をかけたりするというものでした。
でも、私にも一人暮らしをはじめ、仕事も実家だと遠いので週に一回ぐらいしか帰れず、父の負担が増えました。
父は結構怒ります。自分の思うようにいかないのがイライラするようでした。
このままでは本当にダメだと思い、私はペットを飼うのはどうかと父に相談しました。
父ははじめは反対していましたが、母の鬱病のきっかけは私が家を出たことです。
たぶん共依存のように私に依存して、育てて、私がいる事で自分の存在を感じていた母には私の変わりが必要だと思いました。
それをしっかりと父に話したら納得してくれて、比較的世話のしやすい小型犬を購入しました。
もし、母が見れなかったら私が飼育する覚悟もしっかりとありました。
効果はてきめんで犬が来てから一か月ぐらいで母は犬と散歩ができるようになりました。
父が仕事で忙しい時は母が自分で犬の餌も買いにいっているみたいなんです。
寝る時は犬と一緒に寝ているみたいです。
鬱と同時に不眠ぎみだったのですが犬の寝息を聞いていると安心できて眠れるそうなんです。
今でも母は完治とはいっていませんが、日常生活はだいぶおくれるようになりました。
私も休みの日は帰って家事などを手伝っていますが、犬がきてくれてから家の中が明るくなり飼って本当によかったと思っています。
母の生きがいが見つかったかなと思っています。