気分変調性障害で心療内科へ通いました。【体験談】
私は気分変調性障害でした。
発症は今年の8月下旬頃です。
症状と言えば簡単にですが、朝起きてから全てが憂鬱、何をするのも嫌で無しか感じない。
気だるさが凄く自分にも世の中にもイライラする。
意味も無く過呼吸や涙が出たりするそんな状態でした。
私は19歳でデザインの専門学校の新1年生でした。
夏休み等の長期間に帰った後からのホームシックも有ると聞いたことがあり、学校に行く気にもなれず、それが原因かな?と前向きに考えたのですが別に家に帰りたい訳では有りませんでした。
前向きに考えようとするもやはり前向きにはなれず、学校も休みつつ時々授業に出る、そんな状態が続いていました。
考えられる原因として上げられるのはやはり一人暮らしのしんどさです。
学校が地元には無かったため県外で一人暮らしをしていました。
ですが学校は思ったよりも忙しく、課題も少なく放課後残って作業をしなきゃいけない事も多くありました。
その為やろうと思っていたバイトもうまくシフトが組めず2、3ヶ月程度で辞めてしまいました。
私は奨学金を貰っていたのですが奨学金は殆どが家賃に飛んでしまうためバイトをしていない私にとっては毎日が節約生活、楽しいものでは有りませんでした…。
それに加え、私のクラスは少数で1桁の人数しかおらず、気の合う素が出せる友達や休日遊べる友達ができませんでした。
つまり、遊びに行くお金もなく、休日遊べる友達もいない、休日はほとんど引きこもり生活だったのです。
私は心が折れてしまい授業を受ける気がなくなってしまいました。
学校も、思ったのと全然違った、なんて新一年生にはよく聞く話ですが気が合う先生が誰一人とおらず情けなくも私は心が折れてしまい授業を受ける気がなくなってしまいました。
また、夏休み前には後期の授業料も払わなければいけません。
私の家は貧困家庭、父は定年をすぎていますし母は身体障害者、私はと言えば奨学金しか入りどころが無く授業料なんて払えませんでした。
それなのにわざわざ父は教育ローンを組んでまで払ってくれたのです。
子供としてとても嬉しい事、有難いことだと思います。ですが私にとってそれはとても苦痛で申し訳なさしか感じられませんでした。
そんなこんなでいろんな事が混じり合い私は実家に戻り働いてもっとほかの事をやりたい、と感じ始めました。
ですが親や学校は認めてくれず私は学校を辞めることが出来ず…そうしてうつの状態がどんどん深くなり、話は最初の症状の所へと戻っていきます。
症状がピークに陥った私は本当に大変でした。
家族に受け入れてもらえず、また、遠距離の彼氏が居たのですがその彼にも受け入れてもらえず、ヤンデレとまで言われもう自分は受け入れてくれる人が居ないんだ、と2階に住んでいた為毎日毎日ベランダを見ながらいつ飛び降りようか、そんな事ばかり考えていました。
そして私は病院に行く決意を決め、病院に行きました。通ったのは心療内科です。
薬を調節するため初めは睡眠薬と不安を和らげる薬、それに過呼吸を治めたりする時の、不安を和らげる薬の3種類を貰えました。
そうしてまず薬でゆっくり睡眠を取り自分を落ち着かせる事が出来た為、親にももう1度話してみよう、と言う気になり今後についてきちんと話をしました。
落ち着いた私と話すことによって親は私の事を分かってくれました。
今は実家にかえってきています。
そのおかげで私の心は落ち着き彼氏にも受け入れてもらえることが出来ました。
完治、とは言わないので今も睡眠薬と不安を和らげる薬は飲んでいますが思い切って病気に行く事で少しでも変われるんだと思いました。
病院に行くこと自体も勇気がいることだと思いますがきっと治るので今悩んでいる方も一人で悩まず最初の少しだけ勇気を出して頑張って欲しいと思います。