過重労働と、職場内でのノルマで仕事うつに。【体験ブログ】



うつ病体験記

仕事が原因でうつ病を発症してしまいました。

原因となったのは、過重労働と、職場内でのノルマです。
仕事うつとでも言いましょうか。

原因の割合としては3:7というところです。
私のやっている仕事は、人の収入に関わる仕事です。

極端なことを言うと、私の決断次第で、その方の月の収入をゼロにすることもできます。(はっきり書けなくてすみません)
さて、まず過重労働に関しては、勤務時間が長かったとかというものではなく、プレッシャーの多い仕事だったというのが原因でした。

前記のとおり、その方の収入を握るような状態です。

支払うだけでなく、お金を貰う、支払ってもらうという仕事もしていたので、プレッシャーは高かったです。
某漫画のような追い込みまでは行きませんが、様々な嫌がらせの手段を使わざるを得ませんでした。

原因は、払わない側にあると割り切っていたはずですが、自分のやったことが原因でその方の人生が狂ってしまったことがあるのも事実です。

それを自分で抱え込んでいた部分が、うつ病を発症した1つの原因です。

もう1つのノルマの部分は、プレッシャーという部分に繋がるところがあります。

全国規模の組織で、私はある県の拠点にいる1人でした。

組織の方向性は本部と言われるところが決めます。
しかし、その内容は私のいる田舎ではそぐわないやり方ばかりです。

それに、私の中には「全体を救ったりするのではなく、手の届く範囲の人を救いたい」という気持ちが大きくなってきました。
この本部とのズレが原因で、度々本部の幹部連中ともめることもありました。

成績を残しても、やり方が違うからと評価を下げられたり、あからさまな名指しでの全国会議での批判などもありました。
このようなことが続き、とうとう体が動かなくなってしまいました。

最初は、自分の本意ではない仕事のやり方をしているからと思っていましたが、朝起きられない、寝れないという症状が出た時には、何かおかしいと思い、精神内科へ受診しました。
仕事上、このような病気に関しても少々知識を持っていましたので、診察される前に「うつ病だ」と思っていました。

案の定、診察の結果は「うつ病」。

デプロメールという薬を処方されました。
どんな薬が出るかによって、症状の重さを図ることもできましたので、この薬が出たということは、まだ症状が軽いと考えましたので、安心しました。
医師より、1か月の休業命令が出て、会社を休みました。

最初は、うつ病の症状により、ゆっくりと休むということに専念しましたが、体調が戻るにつれ、時間をもてあそぶようになりました。
そんな時に心理学の本に出会いました。

そして、この本を読むにつれ、心情に変化が表れ、前向きな考えを手に入れるようになりました。
この本をきっかけに、心理カウンセラーの資格を取り、現在は職場の相談役(身分としてではなく、イチ人間として)のような立場になっています。

薬によって、うつ病の症状が治まるのは当たり前です。そのための薬です。

でも、脳内物質を麻痺させているだけですので、麻薬のようなものです。
薬が切れれば、またその症状が出てきます。

うつ病の本当の治し方というのは、その方の考え方を変えるということなのではないかと思っています。

症状の出始めの時には、体が休養を求めますので、自分の好きなことをしたり、ゆっくりするのが一番ですが、症状が軽くなってきたときには、過去の自分を見つめなおし、これからの人生を楽に生きるための術を探すことが有効だと感じています

関連記事

ピックアップ記事

  1. うつ病 ブログ
    私の場合、過度の疲労と不眠から鬱病となり、今でも治療を継続しています。 鬱病と診断されるまで、…
  2. うつ病 体験記
    非定型うつ病とは、うつ病性障害のサブタイプの一つの正式な診断名です。 メランコリー型うつ病や、…
  3. うつ病 症状
    22歳の時職場の同年代の友人が自殺をしていなくなってしまった 私は元々精神的にも肉体的にも強く…
  4. 藤原紀香 うつ病
    うつ病寸前で、一時は睡眠薬を服用していた藤原紀香さん 藤原紀香さんは、兵庫県西宮市出身の日本の…
  5. うつ病 ブログ
    私は38歳の男性です。 32歳の時に介護の仕事をしていて、現場のリーダーになり部下からの圧力と…
  6. うつ病 症状
    他の病気として誤診されてしまう可能性が高い?仮面うつ病 普通、うつ病とは思えないような、他の症…

うつ病の芸能人・有名人

  1. レディーガガ うつ病

    レディー・ガガさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    2013年末のツアー中に、うつ病を患っていると告白 レディー・ガガさんは、アメリカ合衆国の音楽…
  2. ロビン・ウィリアムズ うつ病 パニック障害

    ロビン・ウィリアムズさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    重度のうつ病、そしてアルコール依存症だったロビン・ウィリアムズさん ロビン・ウィリアムズさんは…
  3. うつ病 体験記

    うつ病の芸能人・有名人一覧【2018年最新】

    うつ病、躁鬱病を告白した芸能人・有名人達 現代病と言われる「うつ病」。 新型うつ病と言われる…
  4. ユースケ・サンタマリア うつ病

    ユースケ・サンタマリアさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    「うつ状態」に8年間も苦しんだユースケ・サンタマリアさん ユースケ・サンタマリアさんは、大分県…
  5. 松本人志 うつ病

    松本人志さんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    東日本大震災の後、軽いうつ状態だった松本人志さん 松本人志さんは、よしもとクリエイティブ・エー…
  6. ブラッドピット うつ病

    ブラッド・ピットさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    うつとドラッグ漬けの毎日を送っていたブラッド・ピットさん ブラッド・ピットさんは、アメリカ合衆…
  7. 岸部四郎 うつ病

    岸辺シローさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    自己破産、脳出血、パニック障害、うつ病を乗り越えた岸部四郎さん 岸辺シローさんは、京都府京都市…
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
ページ上部へ戻る