うつ病 ブログ

「30歳を過ぎても子どもができないなんて、女性として恥だと思わないの?」

私は仕事が楽しくて、13年間ずっと休まずに仕事をしてきました。ところが、人事異動になった部署で子どもがいる同僚から

「30歳を過ぎても子どもができないなんて、女性として恥だと思わないの?」
「子どもができない人と仕事なんてしたくないと思われて当然でしょう?」
「結婚して子どもができない女性が仕事をしているなんて、人間としてどうかしているとしか思えないよ。」

等、今まで考えたこともなかったことを言われるうちに、気分が滅入ってきました。

あまりに辛くて、同僚と顔を合わせるのも嫌になり、上司や他の部署の同僚に相談したのですが、

「子どもができないのは事実だろう?」
「考え方は人それぞれ。あなたに問題があるから言われるんだと気がつかないなんて、辞めた方がいい。」
と言われ、ますます職場に居づらくなりました。

そのうち、仕事に向かうと頭痛や吐き気がするようになり、夜も眠れなくなりました。

食べても食べても満腹感がなく、体重もどんどん増加しました。
何をしていても、まわりから言われた言葉が頭の中をかけめぐるようになり、外出するのもおっくうになりました。

仕事に行けなくなり金銭的に困るようになったので、家族が上司にパワハラだと抗議に行ってみてくれたのですが、

「訴えるのなら証拠を出してください。」
「仕事を休んだのは事実です。謝ってほしいのなら謝罪しますが、そんなに辛いのなら辞めていただいても、代わりはいくらでもいます。」
「ご自分を過大評価なさっているのでは?」

と言われ、帰ってきた家族からは

「マイナスに考えすぎただけでしょう。」
「世間体を考えてほしい。」

と逆に怒られてしまいました。

1年間は耐えたのですが、そのあとも

「自分が仕事をしたくないことを棚にあげて上司にたてついた年増女だ。」
「あの子の親はクレーマーだ。」

と同僚が新しい部署の上司や同僚に話をまわして、ひとりぼっちにされることが続き、耐えきれなくなって長年続けてきた仕事を辞めました。

仕事もできない自分の存在が嫌になりました。

消えてしまいたいと思い、何度も自殺を試したのですが上手くできず、自殺の方法を調べているうちに『うつ病のセルフチェック』のサイトをたまたま見つけ、そこに書いてあった病院を受診するようになりました。

ジェイゾロフトとマイスリーとマグミットを処方してもらい、夜は少しずつ眠れるようになりました。
医師から、社会とのつながりが治癒につながるので仕事をするようにすすめられ、新しい仕事を見つけました。

残念ながら次の職場でも同じような話をされると具合が悪くなり、仕事を休んでしまうこともあったので、うつ病だという診断書を上司に渡してみたのですが、病気だということを理解してもらえませんでした。
有給が残っていても、

「やる気がないのを病気のせいだと言って逃げているだけだ。」
「そんなに嫌なら辞めればいい。」

等、いろいろ言われ続け職場に居づらくなり短期で辞めるということを繰り返しています。

うつ病は家族に理解してもらえず辛い場合は入院するという方法もあります。

ですが、世間体が気になるという理由で家族から入院することを反対され、入院費用も払うことができないため、薬での治癒を続けながら、ただただ耐えています。

診察や薬にかかる費用は、自力支援医療用の医師の診断書があれば、役所に届け出ると医療費の自己負担が原則1割負担となります。
精神障害者福祉手帳といわれるところもあります。

精神障害者ということで役所に届け出ることに強い抵抗はあったのですが、長期治療を考えると3割負担と1割負担の差額が多く、届け出ることにしました。

受給するには有効期間があり、有効期間満了後も引き続き継続を希望する場合は更新の手続きをする必要があります。
手帳が支給されても、役所から職場に通知がいくようなことはありませんでした。

うつ病の治療には、様子に合わせて薬の種類や量を加減してもらい、時間をかけて回復にむかうようにする必要があるようです。

うつ病は早く治さないと!と焦るより、うつ病と上手に付き合うというように考えるほうが気持ちが楽になると医師から教えてもらいました。

休養をマイナスに考えず、休養は治療の一環として治療に専念することも大切なようです。

私は、仕事をしていない時間が増えると家族から責められるため、余計に気持ちが滅入って、どんどん辛くなってしまいます。
本来の自分に戻るまでに、これからどれだけ時間がかかるのか不安になっています。

私は、うつ病に気づかず耐え続けたことで、更に自分に自信がなくなりました。

今さらですが、あのころ早めに病気に気づいて治療を始めていたら、ここまで苦しまなくてすんだかもしれません。
上司に相談したときに理解してもらえていたら、何らかの解決策が見つかったのかもしれないと思います。

もし、身近な人からうつ病だということを打ち明けられることがあったら、心が弱いせいだと怒ったり、もっと頑張れと言ったりしないでください

誰かに相談するようになる時点で、本人は十分頑張っている状態で他にどうしようもない段階まできていると思って、どうしたらいいか一緒に考えようとしてもらえるといいなと思います。

そして、どうか私のまわりにいる人たちのように、結婚しても子どもがいない女性の存在を否定しないで、一人ひとりの存在価値をお互いに尊重し、誰もが安心して暮らせる社会が広がることを願っています。”

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