ユースケ・サンタマリアさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】
「うつ状態」に8年間も苦しんだユースケ・サンタマリアさん
ユースケ・サンタマリアさんは、大分県出身で、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに所属している、日本の俳優、タレント、司会者、歌手です。
ドラマやバラエティなどで活躍中のユースケ・サンタマリアさんは、明るく楽しいイメージがありますが、うつ病という重大な病気にかかっていました。
ユースケ・サンタマリアさんの経歴、芸歴は?
ユースケ・サンタマリアさんは、大分市立王子中学校、大分市立碩田中学校に3年1学期に転入し、大分東明高等学校を卒業後、南九州大学を中退しています。
地元大分でバンド「XYZマーダーズ」を結成し、コンテスト等にて人気急上昇しますが、高校卒業と同時に解散してしまいます。
その後、すぐにGSサウンド炸裂のロックバンド「NUTTIES」を結成し、クラウンレコードよりCD1枚、自主制作アルバム2作を発表した後、ソロ活動としてもFM88にて「88ロックファクトリー」司会等で活躍しました。
ユースケ・サンタマリアさんは、九州時代の仲間「Z-BACK」のVo:時正さんを頼って上京。
ラテンロックバンド「BINGO BONGO」のヴォーカル・司会として加入し、その音楽はCMにも起用されました。
その当時から人を惹きつけるパフォーマンスや司会の仕切りは上手かったそうです。
その後、スペースシャワーTVにおいて、ウルフルズのトータス松本さんとコンビで生放送の2時間番組「夕陽のドラゴン」の司会を務めます。
放送開始当時、全くの無名だった2人は「捨てる物なし、怖いものなし」精神で、渋谷のオープンスタジオを気軽に抜けて街中をアポなし中継する等、現在の2人の知名度を思えば考えられない大らかな番組でした。
その後、ユースケ・サンタマリアさんは、トヨタCMでの篠原ともえとの音楽ユニット「カロゴンズ」や、日本テレビ系「新橋ミュージックホール」で共演したビートたけし・トータス松本との音楽ユニット「ぢ・大黒堂」でも知名度を上げ始めます。
また、テレビ朝日の深夜番組「VIDEO JAM」に出演してコントをやっていたところを、「踊る大捜査線」のキャスティングで頭を悩ませていたプロデューサーの亀山千広さんが観ていて「一度会ってみたい」ということになりました。
その結果、同作に出演することになり、役者・タレントとして確固たる地位を築きました。
1998年には、SMAPの草彅剛さんと深夜番組「『ぷっ』すま」がスタート
この番組は、テレビ番組としての流れや段取りをほとんど無視した、自由さを前面に出したバラエティ番組であり、放送期間は10年を超え、500回以上放送されています。
2004年2月~3月には、過労などによる体調不良により、仕事を休業し、番組にはワンショットのみ映る、といった不自然な出演が続いていました。
顔はガリガリにこけ、不調の理由も明らかにされなかったことから、一時重病説が横行しましたが、TBS系列のテレビドラマ「ホームドラマ!」にて本格的に仕事復帰し、同年5月18日には13年間付き合った2才年上の一般人女性と結婚します。
2009年、1月末には、「20世紀少年 -第2章- 最後の希望」、2月に「少年メリケンサック」、5月に「鈍獣」と、出演映画が立て続けに公開されましたた。
4月からは、復活した「桑田佳祐の音楽寅さん」に桑田佳祐さんと共にレギュラー出演し、ドラマでは、「救命病棟24時」第4シリーズに医局長・澤井悦司役で出演。
クールなエリート医師という、バラエティ番組などで見せる顔とは180度異なる役どころを見事に演じました。
2015年1月には、SMAPの中居正広さん主演の人気シリーズである「ナニワ金融道」のスペシャルドラマ「新ナニワ金融道」に、主人公のライバル役として出演。
この作品を以て、SMAPの5人全員とのドラマ共演を果たすこととなりました。
ユースケ・サンタマリアさんの心の病気が始まり、食事がのどを通らず、激痩せ
ユースケ・サンタマリアさんは32歳のころに、すさまじい気だるさと吐き気に襲われ、体調の悪さを感じ、病院で診察を受けるも診察結果は「異常なし」だったそうです。
しかし、ここからユースケ・サンタマリアさんの心の病気が始まったようで、その後、食事がのどを通らず、激痩せしたそうです。
そして、心の病気とも知らず、ユースケ・サンタマリアさんは、このような「うつ状態」に、その後、8年間も苦しんだそうです。
気遣ってくれる友人は居るものの、心の病気になってしまったユースケ・サンタマリアさんは、そのような友人でさえも避けるようになってしまいました。
家庭においても、奥さんとの関係は最悪だったそうです。
うつ病の原因は、飛ぶ鳥を落とすような勢いで有名になってしまったこと
ユースケ・サンタマリアさんのうつ病の原因は、飛ぶ鳥を落とすような勢いで有名になってしまったことだといわれています。
バンドマンだった彼が、ある時突然、映画に出演してみたところ、その映画が大ヒット映画になってしまった。
これにより、自分の実力が、周りの評価に伴っているのか、ずいぶんと悩まれたようです。
その当時にユースケ・サンタマリアさんが語っていた「一般人が芸能界に入ってしまった」というコメントは、まさにその状態を表していたのでしょう。
ユースケ・サンタマリアさんがうつ病であると告白されたのは、同じくうつ病で悩まれている芸能人の皆様のインタビューを集めた「サブカル・スーパースター鬱伝」という著書で答えたインタビューの中でのことであるため、当時のことを振り返り、言葉にすることが出来るくらい現在は落ち着いているようです。
また、身体症状においても、現在は落ち着いているようです。
30歳代は心の病気に苦しんだユースケ・サンタマリアさんですが、現在は心の病気を克服されて、テレビでその明るい姿を見ることが出来ます。
これからは無理をせず、頑張っていってもらいたいなと思います。