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セパゾン(クロキサゾラム)の効能、効果は?副作用はある?【抗不安薬(精神安定剤)】
セパソンは、1974年に発売された、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬です。
昔からある薬ですが、効果がしっかりしていて、副作用が少ないため、現在でも使われています。
セパゾン(クロキサゾラム)の効能、効果とは
セパゾンを含めた、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬というのは、GABAという神経伝達物質の働きを強め、脳の活動を抑えることで、リラックスさせることができます。
ベンゾジアゼピン系では、不安の緩和、睡眠作用、筋肉の緊張をほぐす、けいれんを抑えるという4つの効果があります。
セパゾンは、不安に対する効果が強く、他の3つは弱めです。
そのため、睡眠やふらつきといった副作用は弱いです。
効果は服用後、15~30分ほどで出てきます。
そして、3時間くらいでピークを迎え、6~12時間持続します。
1日中効果を持続させるためには、1日2~3回服用するようにします。
量としては、1日で3~12mgとなっています。
このように、即効性がある薬ですが、不安感をなくすために常用して飲むこともあります。
他のベンゾジアゼピン系の抗不安では、常用して飲むことで依存性が高くなります。
セパゾンもその傾向があるため、あまり常用するのは避けた方が良いかもしれませんので、注意してください。
副作用はどういったものがあるか
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬は、眠気とふらつきという副作用が見られます。
セパゾンでは、睡眠作用も筋弛緩作用も弱いため、眠気やふらつきは少ないです。
しかし、まったく出ないわけではありませんので、もし、強く副作用が出てきたときには、主治医に相談してください。
量を減らすか、他の薬へ変えるかという対応をしていきます。
睡眠に関しては、深い睡眠を減らしてしまうことがあり、睡眠の質を下げてしまいます。
十分な睡眠時間をとっても、熟睡した感覚があまりないということになりかねません。
その点も気を付けてください。
依存性に関しては、ベンゾジアゼピン系は、効果が強く、作用時間が短いほど高くなります。
セパゾンは、不安に対する効果は強いですが、その他は弱めであり、作用時間も長くも短くもないので、依存性は高いとも低いとも言えないです。
依存すると、身体的には薬をやめたくてもやめることができないという離脱症状がでてくること、精神的に頼ってしまうこと、また、同量の薬を飲み続けることで最初は効いていたがだんだん効かなくなるということが見られます。
セパゾン(クロキサゾラム)が向いている人とは
最初は効果も副作用も弱い薬から始めることが多いので、効果が強めなセパゾンをいきなり使うことは少ないです。
他の薬で効果が見られない方に向いていると言えます。
また、特に不安への効果が強いため、不安感が強くあり、不安以外の症状があまり見られない方にも向いています。
セパゾンは、即効性があり、不安への効果が強いので、急な不安感に襲われたときに飲むと良く、また、不安感を取り除くために飲み続けることで効果を期待することもできます。
ただし、常用すると依存してしまうことがあるので、その点は注意が必要です。