ロビン・ウィリアムズ うつ病 パニック障害

重度のうつ病、そしてアルコール依存症だったロビン・ウィリアムズさん

ロビン・ウィリアムズさんは、アメリカのイリノイ州シカゴ出身で、アメリカ合衆国の俳優、コメディアンです。
人の心の琴線に触れるような演技力で、多くの人を魅了してきたロビン・ウィリアムズさんですが、2014年8月11日に、63歳という若さで、残念ながら自らの人生の幕を閉じてしまいました。

そして、今回の出来事で、華やかな世界で表向きは光イッパイの場所で生きている人というイメージがあったロビン・ウィリアムズさんですが、実はその成功の陰には、重度のうつ病、そしてアルコール依存症という、深刻な病気や症状を抱えていたという事実が分かりました。

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ロビン・ウィリアムズさんの経歴、芸歴は?

ロビン・ウィリアムズさんは、父親がフォード社の重役という裕福な家庭に育ち、カリフォルニア州マリン郡の高校を卒業しました。
その後、マリン大学で演技を学び、奨学金を得てジュリアード音楽院の演劇科に3年間在学、演技力に磨きをかけました。

「スーパーマン」などの作品で有名なクリストファー・リーヴさんとはジュリアード時代からの親友であるそうで、ロビン・ウィリアムズさんの死後も息子ウィルの後見を務めていました。

ロビン・ウィリアムズさんの役者としてのキャリアは、スタンダップ・コメデイアンとしてのライブ出演で始まりました。
その後、1978年から1982年にかけて放送されたテレビシリーズ「モーク・アンド・ミンディ」(ABC)で初めて有名になります。

ロビン・ウィリアムズさんは、この時期にドラッグとアルコールに溺れてしまうが、克服します。

ただ、2005年公開の「ビッグホワイト」撮影時に禁酒を破っていることが発覚します。
しかし、2006年にリハビリテーション施設に入り、アルコール依存を克服し出所、無事に映画撮影に復帰します。

ロビン・ウィリアムズさんの演技においては、大胆でハイテンションなマシンガン・トーク、即興、物真似、声真似で知られています。
それは、「グッドモーニング, ベトナム」でのDJ役、「ミセス・ダウト」での女装する中年男性役、ディズニー・アニメーション「アラジン」での変幻自在な魔人ジーニーの声優などを始め、出演作の多くにその特徴が見られます。

その一方で、「いまを生きる」、「レナードの朝」、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のような、ペーソスに満ちたシリアスな演技においても、高い評価を得ています。

ロビン・ウィリアムズさんは、1980年にロバート・アルトマン監督の「ポパイ」で映画デビューを果たします。

その後、キャリアのほとんどを映画を中心に積み重ね、1987年には映画「グッドモーニング, ベトナム」で、1989年には映画「いまを生きる」で、1991年には映画「フィッシャー・キング」で、計3回アカデミー主演男優賞にノミネートされました。
そして、1997年には映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー助演男優賞を受賞し、1999年にはアカデミー賞授賞式で映画「サウスパーク」の主題歌である「ブレイム・カナダ」を熱唱しました。

これに加え、1986年には米国随一の歌劇場であるニューヨークのメトロポリタン歌劇場にて伝説のスタンダップ・コメディ「Robin Williams Live at the Met」を行いました。
そして、2002年にはニューヨークのブロードウェイシアターにてスタンダップ・コメディ「Robin Williams Live on Broadway」を自作自演しました。

また、声優としては、ディズニーのアニメーション「アラジン」のジーニー役をはじめ、「ロボッツ」、「ハッピー フィート」などに出演しています。

2002年には「ストーカー」で恐ろしいストーカー役を、「インソムニア」ではサイコ殺人の犯人を演じました。
これらは、これまでのファミリー向けの作品で、純真な役を演じるコメディ俳優のイメージを覆す演技となり、高く評価されました。

ロビン・ウィリアムズさんは、自殺時、重度のうつ病との戦っていたと広報担当者は明らかにしています。

関係者によると、数か月うつ状態にあり、アルコール依存症専門のリハビリセンターに入院したこともあったということです。

うつ病の患者に、アルコール依存症になる確立が高いというデータもあり、うつ病となってアルコール依存症になる、アルコール依存症の人がうつ病になるなど、様々なパターンに分かれるようです。

しかし、アルコール依存症で自ら命を絶つ人も少なくないようで、人生の幕を自分で引いてしまう人のうち、約1/3の割合でアルコールを直前まで飲んでいたことが認められています。
アメリカで行われた、一般人を対象にした大規模な調査では、アルコール依存症の人の27.9%に、うつ病が見られたそうです。

アルコール依存症でない人と比べると、アルコール依存症の人がうつ病になる危険度は3.9倍となっており、うつ病になる人がアルコール依存症になってしまうのには、次の4つのパターンがあるようです。

うつ病の抗鬱気分や不眠を和らげようとアルコールを飲み、その結果アルコール依存症になった、アルコール依存症の人が酒を辞めることで、離脱症状としてうつ病が起こる、長い期間アルコールを摂取し続けた結果うつ病になる、単なる合併、共通の原因(遺伝要因、ストレス、性格)。

研究データによると、うつ病にアルコール依存症の合併がある場合、ロビン・ウィリアムズさんのような悲劇が起こる可能性が高くなると言われているそうです。

アルコール依存症、そして重度のうつ病、そんな陰を持ちつつも、映画を通して私たちに光を見せてくれたロビン・ウィリアムズさん。
そのご冥福を、心からお祈りしたいと思います。

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