実の父が躁鬱病。定年後に重症化していきました。【体験ブログ】
父が躁鬱病ですが、母の話では結婚前から症状は出ていた見たいです。
躁鬱がはっきりと出てきたのは定年退職してからでした。
株が唯一の趣味である父は躁の時はテンションが高く、株の売買が激しくなり、損をしては怒る状態。
鬱になると誰とも話したがらなくて、株も全く興味を持たなくなりました。
それが進行すると夜も寝れなくなり母にも暴言を吐くことが増えました。
病院でみてもらうと、薬が増えて、身体中に湿疹が出始め、入院。
そして幻覚が見えるようになり、来ないはずの人が来たと言い出すように!
まるで麻薬の幻覚症状ではないかと思うほどでした。
そこの病院は薬を増やすことしかしてくれないので、思いきって、転院。
心の診療センターがあり、そこで説明して再治療しました。
湿疹も薬疹とストレスが原因で少しずつ薬を減らすようにしていきました。
毎日飲むものと、イライラがひどくなったときに飲む薬。
睡眠薬も弱いのと強めの薬があって、本人のその時の症状に合わせて飲むようになりました。
湿疹も頭から足まで真っ赤になっていたのも、段々と少なくなりました。
薬だけをどんどん増やして出すような病院は危ないと感じました。
今は大きな病院でお世話になっており、他の病気でも、心療内科からデータがいくので安心です。
最近、胆石の手術をしましたが、心療内科の先生が病室に話を聞きに来てくださり、家族としては安心できました。
手術前後は睡眠薬などは飲めないので、本人は眠れないと愚痴ってましたが、ひどく落ち込むようなことはありませんでした。
先生方も慎重で、ちょっとでも体調を崩すと手術が延びてしまいこの度に周りは父を励ますのが大変でした。
何より先生方が心配されていたのは麻酔から覚めたときに、暴れたりわめき散らしたりするのではないかと言うこと。
前の病院では幻覚を見たり「消しゴム食べたった!」とか「鋏振り回したった」等と言ってましたから私たち家族も心配でした。
ですが、手術後も暴れるような様子もなく、順調に回復していきました。
退院後もうつ病以外の薬もあるので大量です。
しかし、以前のように精神安定剤や睡眠薬などは一度に大量に飲むわけでなく、その日の状態で飲む薬は調整します。
勿論、本人が決めるのですが、父の様子を見ながら母が「ちょっと躁になりかかっているからここ薬を飲ませた方がいい」など最終判断は母がしているようです。
病院で先生と話し合いをして、薬を弱めてもらったり、強めてもらったりしています。
躁鬱病は周りが気をつけて見ていかなければなりません。
躁の時は自殺にはしることがあると聞いてからはなおさらです。