双極性障害Ⅰ型を克服した私の体験談【体験ブログ】

完全といっても良いくらい双極性障害から復活した私
極性障害Ⅰ型を克服したわたしの体験談を紹介させて頂きます。
暗い体験談が多い中(ブログなどかなり読みましたが)、完全といってもよいくらい復活した体験談です。
誰かのお役に立てればと思います。
わたしが、双極性障害に気づいたのは、1年ちょっと前、36歳の時でした。
それまでは鬱っぽくなることはたまにありましたが、自分を責めるだけで、おかしな行動に出ることはなかったです。
きっかけの一つは不妊でした。なかなか子どもが出来ず、旦那も非協力的な中、暗くなりがちな自分をなんとかしようと、鬼才と呼ばれる某先生の呼吸法(10回40万)に通ったりしていました。
不妊の原因が旦那にあるとわかった夏、愕然としました。
軽度のアスペルガーの疑いがある旦那は、申し訳ないなどという様子もなく、何も変わりませんでした。
わたしの思いを汲み取ることはありませんでした。
いわゆるカサンドラ症候群かもしれません。
名前も呼んでもらえず、肌の触れあいを拒否され、ゲームを好む幼稚な旦那、どこまでも受け身で友達のような旦那は、対等なパートナーとしてふさわしくないと、わたしの人生何なのと、怒りと嘆きがじわじわと込み上げてきました。
そんな時に拍車をかけたのがSNSでした。
承認欲求が大いに満たされ、SNS中毒になりました。
過集中状態です。
次々に知り合いが増え、著名人と投稿合戦をしていたこともあります。
人から凄いと言われる度に、思い立ったら即行動する癖が加速していきました。
いろんな集まりにも遠方であっても顔を出して交友を楽しみました。
どれだけ活動しても疲れを知らず、無限にエネルギーが溢れてきました。
有り余るエネルギーは、SNS への投稿とカラオケで発散しました。
あるスピリチュアルな集まりに顔を出して、そこである力のある方に、人より霊的レベルが高いと言われ、ますます調子に乗り、自信過剰になりました。
自分は疲れ知らずの体にレベルアップしたのだと勘違いしました。
話し方も早口になり、憑依状態だったのかもしれません。
マルチを勧められた時も、自分の華麗な人脈をもって人を救えると本気で思ったりしていましたし、商売で困っている人を手伝い起業を企てたりと(有名な教授と会合もしました)、今思うと恐ろしいエネルギーで人を巻き込み、自分を否定してくる人には怒りを顕にしました。
もともと、穏やかで寛容な性格の自分が、別人のようになり、人からも言われました。反発もありましたが、大人しいあなたより、今の積極的なあなたのほうがいいと言われることも多かったです。
そして、マルチで年収600万を稼げると言われ鵜呑みにした自分は、それを起業資金にし週末起業をしたい、困っている人を救いたいと、迷いなく仕事を辞めました。
お金のことは二の次で浪費をしました。
知り合いの社長から高額なダイアモンドを買ったりもしました。
取り巻きのような異性は複数人おり、いろいろ助けてくれましたが、下心がある方も多く、それが後々、嫌な気持ちの悪い思い出になったりと後悔することになりました。
我に帰ったのは、アルバイトを探していた時のことです。
お金を引き出そうとしたら、残高不足になりました。
家のお金が底をついていたのです。
真っ青になりました。
とにかく、早く仕事に就かないと、と思いました。
家計の管理は私がしており、旦那には怖くて言えませんでした。
同時に、身売りを思い付きました。体調不良になりました。
家計を見直し、パニックになりました。
わたしは今まで何をしていたのか、食べるお金がない、住宅ローン返せない、生きていけないと、酷い鬱になり、自殺願望で一杯になりました。
布団にくるまれたまま、マンションから飛び降りたら死ねるかなどばかり考えていました。
でも、死ぬのは怖い。不眠になりました。スピリチュアルなんて気休めじゃないのか、と、あれだけ学んだ精神世界の一切を受け付けられなくなりました。
買い物に行けず、行ってもどれも高く思われ、判断力もないため、助けてもらわらいとなかなか買い物ができない日々でした。
小さな音もうるさく怖くイライラと感じられました。
家を売却することばかり考え、旦那と喧嘩の日々でした。
誰にも言えず、よりそいホットラインに一日中電話しました。
何にも解決はしませんでしたが、必死でした。
そのときに双極性障害をはじめて知りました。間違いないと確信しましたが、病院には行きませんでした。
何とかまともな仕事が見つかり、内定するものの、頭が回らずいつやめようかと考える日々でした。
親に助けを求めました。
最初は助けてくれた親も次第に疲弊していきました。
旦那の勧めもあり、やっと病院に行き、案の定、双極性Ⅰ型のようだと診断されましたが(君のような優秀な人がほんとにそうなのか先生もわからない、自信ない。と言われましたが)、やはり解決は望めず、薬も気休めに思えすぐにやめました。
ジャンキーになった例、また製薬会社のビジネス、日本の闇を学んでおりました。
お金さえあれば治るのに。もとに戻るのに。
普通の生活の有り難さを痛感しました。
そういえば、何年か前に株でも一財産失っていました。
最低最悪の気まずいお正月をそれぞれの実家で迎えました。
お風呂に入るのが億劫で、また便秘になり汚ならしい外見になっていました。
肩凝りも半端なく、寝てばかりいました。
見た目はどうでもよくなりました。
今思えば写真を撮っておけばよかったです。
年が変わり、節分を迎えた頃から一変しました。全部解決しました。
一番の問題、お金のこと。
これが完全解決しました。
コツコツ継続していた副業で(もちろんマルチではありません)かつてない売り上げをあげることが出来、本業の2~3倍は収入が出ました。
寝る間も惜しんで必死に働き、他にも臨時収入などにも恵まれましたが、1年間で貯金0から600万まで戻しました。
根性です。
本業も、ありがたいことに順調で、人格障害と言われ半分辞めさせられた形の前職よりも、ずっと働きやすい環境となりました。
友人も、去っていった人もいましたが、変わらず接してくれる方も多く、旦那との関係は全くもって元に戻り良好になりました。
死にたいくらい困っている、弱っている時に、お前が悪いと足元をすくうような人や、助けてあげるといいながら見返りを期待する人もいて、人間性を考えさせられました。
二つ目に外見ですが、便秘の時の吹き出物のシミ以外は、完全に元に戻りました。
副業がある程度外見を求められることもあり、以前よりよくなりました。
激鬱の時に、投げ槍になり、また億劫で歯磨きをきちんとしなかったのが大後悔です。
とにかく今はすべてが有りがたく、穏やかで、順調です。
SNS は一度全部やめ、関わりたくない縁を断ちましたが、また復活できました。
今は承認欲求もあまりなく、感謝の気持ちで穏やかに生きています。
こんな激しい過去をまさか想像できない穏やかな自分を生きています。
妊活も、貯金が1000万達成したら再開しようと思います。
振り返ればお人好しで自信が無くて、損ばかりしていたような人生。
でもいいこともあったし、いい出会いもあった。有り難い瞬間もあった。
危ない場面で、古い知人にばったり再会して危機一髪助けられたりという、もう神計らいとしか思えないようなこともあった。
家族もいる。死ぬわけにはいかないのだ、生かされているのだ、と、辛いときに悟りました。
だとしたらよりよく生きる。ちょっとでも学びを深めて、感性を磨いて、楽しいことをして、小さな夢から大きな夢までたくさん叶えて、明るく生きるしかないと思いました。
しんどくても、腐ってはいけません。
歯磨き、運動は欠かさずしてください。
双極性の気質のよいところは、並々ならぬ集中力と行動力だと思います。
1年前の自分からは想像もつきませんが、今は自分の可能性を心から期待して、希望をもって生きています。
障害じゃなくて、特性だと理解しています。可能性にワクワクします。幸せ自慢に聞こえたらすみませんが、わたしの記録、生の言葉です。
どなたかのためになれば、幸いです。