渡辺 正行さんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】
50才の頃から「うつ病」で悩んでいた渡辺 正行さん
渡辺 正行さんは、千葉県夷隅郡夷隅町(現いすみ市)出身で、石井光三オフィス系列の暖簾分けの個人事務所である、なべやに所属している、日本のお笑いタレント、司会者、俳優です。
渡辺 正行さんは、物腰が柔らかく、軽快なトークで司会やバラエティで活躍をされている印象を持つ人が多いと思いますすが、実は50才の頃から「うつ病」で悩んでいた経緯があるようです。
渡辺 正行さんの芸歴、経歴は?
渡辺 正行さんは、夷隅町立(現いすみ市立)国吉中学校、千葉県立大多喜高等学校を経て、1978年に明治大学経営学部を卒業しており、大学では落語研究会に所属していました。
同落語研究会では、そこに受け継がれた名跡である「紫紺亭志い朝」(六代目)を当時の五代目・立川志の輔さんから襲名します。ちなみに四代目は三宅裕司さんとなっています。
大学在学中の1977年には、劇団テアトル・エコー養成所に入所し、ここで一級上のラサール石井さん、同期の小宮孝泰さんとコントグループ「コント赤信号」を結成します。
そして、1980年に関西テレビ制作の「花王名人劇場」でデビューし、暴走族コントなどで人気を博すようになります。
1988年~1996年まで日本テレビ系列において放送されていたクイズ番組「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」で逸見政孝さん(逸見政孝さんの死後は、日本テレビアナウンサー(当時)の福澤朗さんとコンビを組んでいた)を補佐するサブ司会者を務めました。
この番組では、逸見政孝さんを立てつつ場を盛り上げる司会振りが高く評価されて、90年代には多くの人気番組でサブ司会者として活躍し、「芸能界のスーパーサブ」の異名をとりました。
渡辺 正行さんは、1999年9月に18歳年下の一般人女性と結婚
翌2000年1月24日には女児が誕生しました。
また、若手お笑い芸人の育成にも積極的であり、1986年から「ラ・ママ新人コント大会」を主宰し、これは、所属事務所の枠を取り払った門戸の広いお笑いライブで、現在はホリプロコムが協力しています。
このお笑いライブでは、過去にはウッチャンナンチャンを筆頭にダチョウ倶楽部、爆笑問題、海砂利水魚(現くりぃむしちゅー)ら、現在活躍中であるお笑い芸人たちも多数出演していました。
「M-1グランプリ」では2005年、2006年、2008年、2009年、2010年の計5回決勝で審査員を務め、その的確な批評は同業者をはじめ、お笑いファンに高く評価されています。
過去5回の審査においては、渡辺 正行さんがファーストラウンドで最高点、最低点を付けたコンビは実際にファーストラウンド1位通過、9位になっています。
また、最終決戦で投票したコンビは全て優勝しており、さらに2004年には、「R-1ぐらんぷり」の審査員も務めていました。
そんな渡辺 正行さんですが、うつ病であったことを告白されています。
50歳の時、とある舞台のお仕事があったようですが、その際にとても緊張してしまったようで、その状態が治らず、医師からは「更年期障害の一つの症状である、うつ病の可能性が高い」と診断されてしまいました。
ただ、現在は適切な治療を行って、回復されているようです。
いまはすっかり回復したというが、当時はかなり苦しんだようです。
「弘邦医院」(東京・葛西)の林雅之院長は「男性更年期障害は、近年よく耳にするようになった言葉です。テストステロンなどの男性ホルモンが体内で減少することが原因で、LOH症候群とも呼ばれています。
筋肉量が低下し、性欲減退、ED、うつ、疲労感、やる気の低下、物忘れなど、さまざまな症状が出てきます」と話しています。
女性の更年期は閉経が境目になっていて、女性ホルモンの分泌も減ってくることからわかりやすいのですが、男性の場合においてははっきりした境がなく最初はわずかな変化なので、医師が気付かないまま悪化してしまうというケースもあるそうです。
男性の更年期は、一般的には40歳を越えたあたりから始まるそうですが、中には30代の患者もいるということです。
前述の林院長は、「いちばん深刻なのはうつ症状で、ひどくなると自殺してしまうケースもあるので注意が必要です」と語っています。
現在社会では男性の更年期障害が増えているのです。
テストステロンは、交感神経と呼ばれる神経が活性化することでより減少してしまうと言われていますので、交感神経の働きを抑える必要があります。
交感神経を結に働かせてしまっているものは、ストレスだといわれています。
ストレスがかかると、体が緊張し、交感神経が活性化されてしまいます。
男性の40代から50代は、会社で大きなストレスを感じたり、責任のある立場に立たされることが増える年齢でもありますので、現在社会では男性の更年期障害が増えているのです。
男性においても女性においても更年期になって体のホルモンバランスが崩れることで、精神的にも身体的にも調子を崩してしまう事は避けることが出来ません。
それは体の変化でもありますので、社会生活を過ごすことが困難になるくらいの症状が出てしまった場合においては、治療を行う必要があります。
その場合はしっかりと専門家に相談をしながら自分の体や心の調子と向き合っていくようにしましょう。