40代男。現在、うつ病と戦っています。【体験ブログ】
41歳、男性、会社員です。同じ年の女房と8歳になる子供がいます。
私は20歳に今の会社に入社しました。そのときの勤務エリアは九州です。
九州時代は特に、うつ病とは無縁で、楽しく独身生活を満喫していました。
30歳になったときに、東京の本社に転勤になりました。
もともと人付き合いが苦手な私が転勤がある会社に入社したこと自体が、うつ病になる原因の一つです。
東京の本社に勤務しているときに、関連会社に出向になりました。
短いスパンで毎年のように部署が変わるため、初対面の人に対して半ば恐怖症のようなものをもっている私にとっては苦痛以外の何者でもありません。
関連会社に出向しているときに、今の女房と知り合い、結婚しました。
しばらくして、子供が生まれ、生活の拠点が東京にシフトしていきました。
もともと九州出身で長男であるため、生活の拠点を東京にシフトすることが非常に親に対して心苦しく、相当に悩みました。
このころから、うつ病の症状が出始めます。
当時、かかりつけの同郷の内科医に相談し、うつ病の診断を受けました。
精神をおちつかせるために、エチカームという安定剤と、グッドミンという睡眠剤を処方してもらいました。
最初のうちは処方された薬で落ち着いていたのですが、関連会社の出向が終わり、次の転勤先は、九州になってしまいました。
もともと九州復帰希望はあったのですが、すでに生活の拠点が東京になっているため、子供が1歳のときに単身赴任になってしまいました。
仕事と家庭の両立に非常に悩み、うつ病の症状はどんどん悪化していきます。
さらに追い討ちをかけるように、子供が重度の知的障がいであることが分かりました。
会社には家庭の事情を説明し、東京に戻れるよう嘆願しました。
その一方で、単身赴任中の生活が家庭から離れていることもあり、自分の心に余裕が生まれていることを認識している部分もありました。
九州の単身赴任が3年を過ぎたところで、単身赴任が解消となり、本当の意味で仕事と家庭を両立させる必要が出てきました。
これまで会社で働いている時間が家庭の現実から目を背けられている長所だったのですが、現在の職場の人間関係がめちゃくちゃで、仕事も家庭も、どちらも居心地
が悪い環境になってしまいました。
うつ病の症状がさらに悪化し、体が動かなくなる日々が続き、ついに診療内科に通い始めました。
診療内科の先生は親身になって私の話を聞いてくれました。
それだけでも心の傷がいえたような気がしました。
現在処方されている薬は、毎食3回にトフラニール錠・デプロメール錠・ワイパックス錠です。朝のみ、ドグマチール錠を追加で服用しています。
夜は睡眠導入として、サイレース錠とデパス錠を飲んでいます。
薬を飲みだしてからは、心に余裕が生まれ、何とか安定した生活が出来るようになってきました。
同時に現実を受け入れ、自然体で生活が出来ているような気がします。