うつ病の前兆、そして私の治療法は・・・【体験ブログ】
私は、長いことうつ病に苦しめられてきました。
現在は、だいぶ回復し、日常生活には問題ないところまでになりましたが、まだ、しばらくは病院に通わなけらばならないようです。
そんな私のうつ病のことをお話したいと思います。
最初は、なんだか体がだるい、気分が重い、そんなとこから始まりました。
しばらくすると物忘れが多かったり、ものが覚えられないといった症状が出始め、さらに朝起きると下痢をするようになりました。
まだ、その頃は若く、記憶力の衰えに違和感を覚えながらも、原因がわかないままでいました。
違和感は、少しずつ増えていきました。
人が言っていることが理解できない、書いている文書が理解できないといった状態になり、なんか調子が悪いとその時は思っていました。
しかし、うつ病になっているなんて夢にも思いませんでした。
違和感は、感じるものの病気への自覚はなく、日常を過ごしていきました。
すると、今度は、体に変調が出始めました。
頭の働きに不調は感じていましたが、それ以外にもうつ病の影響が出てきたのです。
ある時、呼吸ができなくなり、病院に行き、検査しました。
夜、病院に行ったので、その日は病院に泊まり、次の日検査しましたが、異常はないという結果でした。
そのほかに激しい腹痛で病院で検査したこともありました。
しかし、その頃は、いまほど精神的な原因は考えられなかったし、自分でもそんな病気になっているとは思いませんでした。
病院から精神科を進められることはありませんでした。
そして、最終的には、自分でおかしいと思い、精神科に自ら行きました。
自分でも自覚できるほどひどい状態だったのだと思います。
診察の結果はうつ病でした。ずいぶん長い間、気づかずに生きてきたようです。
それから、長い治療の日々が始まりました。
治療は、薬物治療で、毎日薬を飲まなければならなくなりました。
副作用が強く、慣れるまでしばらく吐き気に苦しみました。
それから、今まで毎日薬を服用しています。
薬の影響でかなり太りました。
肝臓の数値もよくないようです。
うつ病の治療は、絡まった糸をほぐすような気の長い作業になると最初に主治医に言われましたが、確かに気の長い作業でした。
いつ治るんだろうと思いながら、長い月日を過ごしてきました。
病気が治り始めてくると、病気だった時間は、自分の中から消えていきます。
記憶も印象もあいまいなままになってしまいます。
長い眠りから覚めると時間が過ぎていたそんな思いを抱くことになります。
過去は、消えてしまいました。
以前より回復した今、もう過ごした日々が消えないで自分に残っていてほしいと思います。
その時が、完治した時だと思うからです。