不眠と食欲の減退、そして空虚感が辛い大うつ病性障害

診断上は大うつ病性障害となっていますが、担当医も自分も詳しくタイプについて触れたことはありません。
心療内科に通い始めて6年目になろうとしていますが、未だに自分が心のどこかでうつ病患者であると認められていないからでしょう。

とはいえ、薬を飲まなければ翌日のコンディションに支障をきたすのは分かりきっているので飲み続けてはいますが。

原因は今となってはこれだというものはよく分かりません。

気が付いたらまともに仕事が出来なくなってしまっており、職場からは退職勧奨を受けました。
役員からのあらゆるハラスメント（モラル・セクシャル・パワー・スメル等々）が原因かもしれないと今となっては思いますが、当時の記憶がすっぽりと抜け落ちており、思い出そうとすると今でも涙が止まらなくなり体調も悪化してしまうので無理に思い出さないようにしています。

症状は一番酷かった時でもきっと、他のうつ病患者さんよりはずっと軽いものだったと思います。
不眠と食欲の減退、そして空虚感です。死にたいとは思いませんし、出来れば死にたくないと思ってはいましたが「もしかしたら死ななければならないかもしれない」とは考えていました。

実家住まいだったのが幸いし、自殺未遂など極端な行動に出ることはなく、衣食住は用意されていたので深刻な状況にはなることはありませんでした。

寛解したわけではないので通院はしていますが、新しい職場を探して社会復帰はしました。

夕食後にジェイゾロフト、就寝前にはマイスリーとサイレースを服用しています。

6年前から比べたらかなり量も少なくなりました。最初はこれらに加え、デパスとレキソタンも飲んでいましたが、無事卒業しました。

生活面で家族にはかなり迷惑をかけ心配もさせましたが、金銭面だけは頼らないと決めていたので治療費や税金等の工面がとても大変でした。
退職前にあった7ケタの貯蓄が就職時にはほぼ0円になるほどです。

どうせ実家なんだからお金も頼ればいいという意見もありましたが、金銭面だけは自分で何とかするという目標が当時の自分の生きる要因だったので譲ることは出来なかったのです。

ほぼ寝たきりの生活をすること半年、主治医に外に出るように言われたためデイケアやリワークに通ってはみたものの、自分とは相性が合わなかったので早々に退所してしまいました。

ですが、主治医の言う通り外へ出なければ社会復帰もままならないのはわかっていたので職業訓練所を利用しました。

本来の利用方法と剥離していますが、個人的には職業訓練は社会復帰訓練をしながら失業保険を貰え、かつ規則正しい生活リズムを取り戻すのにふさわしいところで大変助かりました。

今は仕事も通院もうまく日常生活に概ね取り込めています。当時の友人とは疎遠になってしまいましたが、新しく友人を作り全ていちからやり直し始めました。

過去には戻れませんし今でもうつ病を認めきれていませんが、現状を受け入れて何となく新しい生活を作っています。