私の母は20年以上うつ病と闘病中です。【体験ブログ】
母は対人うつ病で人間関係や金銭トラブルなどの人とのトラブルなどで起こりやすいものです。
家は私と母の母子家庭で、生活保護を受けていました。
初めてうつ病が発覚したのは私が小学校三年生の時で、母が倒れたと学校に電話が来たのが戦いの幕開けでした。
病院の日以外は外へ出ることはなくなり、家事などもできなくなっていきました。
浮き沈みが激しい病気でハイ状態の時は大丈夫かな?と思うぐらい元気で、ロウ状態の時は「この世の終わり」みたいな顔をしていたのを今でも覚えています。
病院へは私もついていってました。
病院では今まであった出来事や、悩んでいること、辛いことなどをお医者さんに話を聞いてもらうのが基本で、体調の状態やうつ病からの不眠症の状態なども事細かに先生へ話をします。
時には家族の方を呼び、話を聞いたりすることもありました。
そこから脳の状態の検査、脈拍、尿検査、心理検査、様々な検査を毎年必ず受けています。
普通の人によく「心の病気なのにそんな検査必要?」と言われることがありますが、この検査は非常に大事な検査です。
「病は気から」と言うようにうつ病に陥ることによって、他の病気になる方も沢山いらっしゃいます。
薬は主にとんぷく薬や睡眠導入剤、そして暴れたりしたりしそうになった時の為の気持ちを鎮める鎮静剤などが基本。
その他にも沢山ありますが、母が貰っていた薬はこのようなものです。
その時その時の症状によって薬の量が減ったり増えたりしていました。
母の症状が1番酷かった時、私も丁度中学生で思春期が入っていて悲惨な状況でした。
学校から帰ってくると家の中がグチャグチャで、台所の食器が無数に割られていて、そこに泣き崩れながら倒れている母を見た時は絶望を感じたのを覚えています。
母がうつ病になった原因は金銭トラブルによる人間関係や元恋人との関係が原因でした。
私の実父(元夫)が残した借金に加え人に騙されまた借金。
元恋人には奥さんが居て不倫関係を築いていて、その上モラハラで精神的苦痛を受け、段々とうつ病にかかって行ったのです。
私の思春期と母のうつ病。
壮絶な毎日でした。
そこで私が取った対処法は、なるべく間に受けないことに決めました。
自殺しようとしても、飛び降りようとしても、
止めはしますが本気じゃないだろうと思うことにしました。
そうしないと毎回自殺を測られる度に止める立場にあるとこちらの精神も持たないからです。
母にも、ずっと言っていたのが「ポジティブシンキング」です。
無理にとは言わず、ポジティブになれる時には思いっきりポジティブに生きて。
とずっと伝えてきました。
時は流れ、母がうつ病になって今20年以上が経って居ます。
今母は一人暮らしをしており、私は結婚をしました。
私が結婚をした時ぐらいから母の症状は治まっていき、今では昔ほどの薬の量は貰っておらず、暴れることもなく自殺を測ることもなく倒れることも少なくなりました。
今うつ病で苦しんでいる方や、家族がうつ病の方は大変だと思います。
ですが、例えば1日でも1分でも、心に余裕ができた時ポジティブな心がけをしてみてはいかがでしょうか?