30代で新型うつ病に。休職、退職、借金返済まで。【体験ブログ】



うつ病 体験ブログ

私は、31歳の時にうつ病であると診断されました。

この頃から新型うつという言葉が報道されるようになり、今にして思うとこの新型うつの症状でした。
29歳までずっと地元にいて、地元の中小企業で営業をしていました。

しかし、もっと給料が良い大企業に転職したいと思い、希望通りの会社に転職できました。
勤務地は地元から500kmほど離れた遠方でしたが、当初は気にもならず、転職できたことが嬉しいというばかりでした。

実際、職場の方はいい人が多く、優秀な人ばかりでした。

上司の方は面倒見もよく尊敬できる方で、順風満帆でした。
しかし、約1年程経ったところでその上司が異動してしまいました。

次の上司の方も優秀な人だったんですが、少し気難しい人だったため、相談や質問をするタイミングが難しく、コミュニケーションがとれなくなっていきました。

そうすると、仕事の進捗が遅くなっていき、更に上の役職者からも進捗を確認されるようになり、段々、仕事が辛くなってきました。

この時は、現状を変えるためにどうした良いかということは頭に浮かばず、ひたすら、「もうだめだ」、「詰んだ」、「死にたい」、「どうしようもない」、といった感情や考えが堂々巡りしていました。

そんな状態のせいか、私の思い込みなのかわかりませんが、周囲の人が冷たくなったように感じました。

私は孤立しているつもりもなかったんですが、上司からは、一匹狼だと言われました。

地元にいれば、友人と会って話をしたり、行きつけのお店でお酒を飲んだりして発散できたかもしれませんが、ここは知り合いが誰もいない土地でしたし、飲み屋街まではタクシーで片道5000円かかるようなところだったので、行きつけのお店を作ることもできていませんでした。

更に、職場での悩み以外に、借金の悩みもありました。
転職する前から約500万円の借金がありました。

株の失敗や遊興費です。
毎月の返済はできていましたが、常に借金のことが頭から離れず、ストレスになっていました。

こんな状態が続いたため、うつ病を疑って、最初は産業医として来ていた精神科医の医院を訪ねました。

冗談で言ったことだと思いますが、産業医の仕事は、自分の病院に呼び込む宣伝みたいなものだから、会社での診察には力が入ってないというような事を言っていました。

例え冗談だとしても、信頼できないと思ってすぐに病院を変わりました。

次の病院では話を聞いてくれて、薬を処方してくれました。
パキシルと睡眠薬です。

数ヶ月通いましたが、その間に薬を飲んだのは数えるほどです。
抗うつ剤のような薬は飲み始めると、その薬が手離せなくなったり、副作用がひどいのではないかと思っていました。

そのため、飲むのが怖くなって飲んでいませんでした。
その上、うつ病であるとは認めたくなかったです。

そもそも、職場のことがきっかけなら、そこを解決すればいいんだと思っていました。
しかし、うつ病だからか、その解決策を考えるところにまで至らず、思考停止で状態がどんどん悪くなっていました。

朝は特に憂鬱で仕事を休むことばかり考えていて、欠勤が増えていきました。

熱っぽいと感じたり、全身の気だるさもありました。会社からは休職を勧められ、当時の私の限度いっぱいの2ヶ月休職しました。
その間、実家に帰ったり、独身寮でおとなしくしていました。

しかし、職場復帰の際、やはり復帰できず欠勤してしまいました。
すると、翌日、人事課長が独身寮に来て会社を辞めるように言われ、書類一式にサインを求められました。

当日は返事を保留して帰ってもらいましたが、翌日も、その翌日も来ました。
これまでは、気遣う言葉をかけてもらっていましたが、4日目には、うつ病になった社員は復帰しても活躍できない、辞めてほしいと言われました。

その言葉で吹っ切れたので、すぐにサインをして、翌日職場に挨拶に行き、すぐに実家に戻りました。

借金問題については、休職期間中に自己破産の依頼を司法書士の先生にお願いしていました。

実家に戻ってからは、地元のクリニックに通院しました。
最初は、傷病手当金をもらうための診断書と治療実績ができればどこでも良いと思って、そこそこ近くてこじんまりした医院を選んで通いました。

たまたまそこの先生が優しい方で、話をじっくり聞いてくれて、ねぎらいの言葉や、安心させてくれるような言葉をかけてくれて、毎月の通院は苦痛ではありませんでした。

この医院でも、パキシルと睡眠剤を出してもらっていましたが、最初の数日飲んだだけで飲んでいませんでした。
状態をみて薬の量を調節しているようでしたが、通い始めて半年くらいは、薬を飲んでないことを言っていませんでした。

でも、ある時、状態も良くなってきた頃、実は薬を飲んでないと話した所、薬の処方は止まりました。

状態も良くなってきたので、仕事を探し始めました。
先生は、無理はしないでとは言うものの、職探しについては止められませんでした。

そして、前職を辞めてから8ヶ月後に再就職できました。
しかし、焦って決めた仕事で職場に馴染めず、3ヶ月で退職してしまいました。

そこで、また、クリニックに通院をはじめましたが、その時の私は、以前のような悪い状態ではなく、職場に馴染めなかったと言っても、深く悩むことはなく、失敗したけど、次を探そうという気になっていました。

しかし、つい最近までうつ病であり、再就職にも失敗しているので、実は、またうつ病がひどくなっているのではないだろうかと思い、先生と話をして、2-3回通ったところで、もううつ病は治っていると言われました。

この間、自己破産の申請が通り、借金は帳消しになっています。

その後も、職を転々としており、落ち込むことも多々ありますが、クリニックに通う程の気分の落ち込みは無く、今では、うつ病は治っていると言えます。

関連記事

ピックアップ記事

  1. 躁鬱病 ブログ
    普通のうつ病ではなくかなり重度のうつ病だった父 私の家には以前公務員をしていた父親がいますが、…
  2. 岸部四郎 うつ病
    自己破産、脳出血、パニック障害、うつ病を乗り越えた岸部四郎さん 岸辺シローさんは、京都府京都市…
  3. うつ病 体験ブログ
    私は38歳の男性です。大学生(21歳)の時にうつ病になった体験談を書いていきます。 どうして大…
  4. うつ病 診断
    もともと感情的に浮き沈みがある方です。 それにホルモンバランスの影響などで気分が沈んだり落ち込…
  5. 漢方薬 うつ病 治療
    うつ病のいろいろな症状に対して単一の処方(薬方薬)で対応可能 現在、うつ病の日本国内の患者は1…
  6. 石田明 ノンスタイル うつ病
    過去にうつ病であったことを告白しているNONSTYLE石田明さん 石田明さんは、よしもとクリエ…

うつ病の芸能人・有名人

  1. 藤原紀香 うつ病

    藤原紀香さんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    うつ病寸前で、一時は睡眠薬を服用していた藤原紀香さん 藤原紀香さんは、兵庫県西宮市出身の日本の…
  2. 高木美保 うつ病 パニック障害

    高木 美保さんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    自力でそのうつを克服した高木 美保さん 高木 美保さんは、東京都葛飾区出身、千葉県松戸市育ちの…
  3. 松本人志 うつ病

    松本人志さんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    東日本大震災の後、軽いうつ状態だった松本人志さん 松本人志さんは、よしもとクリエイティブ・エー…
  4. ブラッドピット うつ病

    ブラッド・ピットさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    うつとドラッグ漬けの毎日を送っていたブラッド・ピットさん ブラッド・ピットさんは、アメリカ合衆…
  5. ジム・キャリー うつ病

    ジム・キャリーさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    うつ病、ADHD、失読症という、3種類の症状で大いに悩まされていたらジム・キャリー ジム・キャ…
  6. ユースケ・サンタマリア うつ病

    ユースケ・サンタマリアさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    「うつ状態」に8年間も苦しんだユースケ・サンタマリアさん ユースケ・サンタマリアさんは、大分県…
  7. 木の実 ナナ うつ病 更年期障害

    木の実 ナナさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】

    更年期性うつ病になった木の実 ナナさん 木の実 ナナさんは、東京都向島区寺島町(現在の墨田区向…
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
ページ上部へ戻る