ハル・ベリーさんの場合。【うつ病の芸能人・有名人】
離婚のストレスでうつ病になったハル・ベリーさん
ハル・ベリーさんは、アメリカ合衆国の女優です。
ハル・ベリーさんは、1996年に最初の離婚をした後で、本気で自殺を考えたことがあるそうです。
ハル・ベリーさんの経歴、芸歴は?
ハル・ベリーさんは、オハイオ州クリーブランドにて、アフリカ系アメリカ人の父とイングランド系の白人の母との間に生まれ、「ハル・ベリー」という名前の命名は、地元クリーブランドのデパート「ハリーズ・デパートメント・ストア」にちなんでいるそうです。
父親は暴力を振るうアルコール依存症(アルコール使用障害)者で4歳の時に両親が離婚しました。
そのため、ハル・ベリーさんは、看護師だった母の元で育てられました。
その後、ハル・ベリーさんは、ベッドフォード市内の高校を経て、カヤホーガ短期大学を卒業しています。
ハル・ベリーさんは、女優になる以前には数々のミスコンテストに出場しています。
その中で、1986年にはミスUSA2位、同年のミス・ワールドでは6位となっています。
ハル・ベリーさんは、1991年の「ジャングル・フィーバー」でデビューし、翌年公開の「ブーメラン」で注目を集めました。
1999年放送のテレビ映画「アカデミー 栄光と悲劇」では、ドロシー・ダンドリッジを演じ、エミー賞やゴールデングローブ賞を受賞しており、2001年公開の「チョコレート」では、アフリカ系アメリカ人として初めてアカデミー主演女優賞受賞の快挙を成し遂げました。
さらに、ベルリン国際映画祭銀熊賞も受賞しています。
2002年公開の「007 ダイ・アナザー・デイ」ではボンドガールを務め、また、この年のアカデミー賞授賞式のプレゼンターを務めたました。
しかし、アカデミー主演男優賞に最年少で選ばれたエイドリアン・ブロディさんに突然抱き寄せられ、熱烈なキスをされてしまいます。
この時の唇を奪われた瞬間、ハル・ベリーさんは一瞬驚いたように硬直するも、すぐに右腕を絡めて(左腕はトロフィーを持っていた)これに応えましたが、口が離れた途端に首をかしげる仕草を見せています。
ちなみにこれ以降、ハル・ベリーさん、エイドリアン・ブロディさんの両社ともにオスカーとは一度も縁がありません。
2004年公開の「キャットウーマン」では、ゴールデンラズベリー賞最低主演女優賞を受賞し、受賞しても直接受け取りに来る俳優や監督がほとんどいない授賞式に自ら駆けつけました。
さらに、オスカー像持参の上、自らのアカデミー賞受賞時のスピーチを完璧にコピーしたセルフパロディの受賞スピーチを演じきるなどをして、懐の深さを示し、観衆から喝采を受けました。このゴールデンラズベリー賞の授賞式に出演した理由について、本人は、「アカデミー賞を受賞したからといって良い作品とは限らないし、逆にラジー賞を受賞したからといって必ずしも悪い作品とは限らない。
私はあの役を精一杯演じたし、作品に出演した事も後悔していない。そのことを伝えたかった。」と語っています。
2007年には、著名人の功績を称えるハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに加わりました。
結婚、離婚を繰り返したハル・ベリーさん
ハル・ベリーさんの私生活では、1996年にMLB選手デビッド・ジャスティスさんと離婚後、R&B歌手のエリック・ベネイさんと結婚しますが、夫の浮気が原因で2003年に別居し、2005年には正式に離婚しました。
2005年11月にカナダ人モデルのガブリエル・オーブリーさんと出会い、交際を始めました。
しかし、今後結婚する意志はないことを明らかにしています。
2008年3月16日には、ロサンゼルスにて第一子となる長女ナーラ・アリエラ・オーブリーさんを出産し、2010年にはガブリエル・オーブリーさんとの破局が伝えられ、破局後は娘の親権争いで話題となりました。
2012年にはフランス人俳優オリヴィエ・マルティネスさんと婚約し、2013年4月、ハル・ベリーさんの広報が、ハル・ベリーさんがマルティネスさんとの間の子を妊娠し、妊娠3ヶ月目であることを認めました。
2013年7月13日、ハル・ベリーさんとマルティネスさんは正式に結婚。
そして、10月5日に男の子を出産しましたが、2015年に離婚しています。
また、ハル・ベリーさんはエリック・ベネイさんと結婚した時にベネイさんの娘であるインディアさんを養女としています。
そして、離婚後もインディアさんとは度々会っており、あるテレビ番組では、他にも養子をとるつもりであると述べました。
ハル・ベリーさんは、交際相手からの暴力が原因で片耳の聴覚がほとんどありません。
しかし、人前で補聴器などを付けることは無く、これについて本人は、自分のプライドであると語っています。
ショックでうつ病にかかり自殺を考えたと後に告白しています。
デビッド・ジャスティスと離婚した時、前述の通り、ハル・ベリーさんはショックでうつ病にかかり自殺を考えたと後に告白しています。
当時プロ野球選手だったデビッド・ジャスティスさんとの結婚生活に悩み、車中でガス自殺を図ろうとしたそうです。
「シートに座り、ガスが車中に入ってくるのがわかりました。そのとき、母が私を見つける映像が頭に浮かんだのです」、
「母は私たち子どものために、本当に尽くしてくれました。だから、自分の命を自分で奪ってしまうのは、とても自分勝手なことだったでしょう。でもそのときは人間関係に悩んでいて、物事の価値に対する感覚が鈍っていたのです」
と、ハル・ベリーさんは当時のことを語っています。
そして、「二度とあんな憶病なマネはしないと誓いました」と語っています。
ハル・ベリーさんはまた、2番目の夫である歌手エリック・ベネットさんとの結婚生活は「とてもひどい」ものだったとも語っっています。
「結婚から1年後、セックス問題のリハビリを受けました。そのときに彼から離れるべきでしたが、当時、私自身のことは一番後回しにしていたのです」と、ハル・ベリーさんは当時のことを語っています。
ハル・ベリーさんは最近、「忙しくしているの。ここに来ることができてとても嬉しいわ。人生で何かを乗り越えている時に外に出て、ほかのことに集中するのは、自分が対処したくないどんな状況にもベストな療法だもの」と語っっています。
離婚のストレスや世間からの注目を浴びて、辛い時期であることに違いないと思いますが、ハル・ベリーさんはポジティブに生きようとしているように感じます。