産後うつ病から慢性的にうつ病状態に。【体験談】
出産後に思うように体調が回復しなかったことから、産後うつ病に。
今から約4年前に出産したのですが、その2か月ほど前に切迫早産から長期入院となった影響で精神的に不安定な状態になっていました。
そして産後は慣れない育児の上に長期入院の影響で立つことも歩くこともできないほど体力が低下していたこともあって思うように体調が回復しなかったことから、産後うつ病になってしまったのです。
産後うつ病は出産の退院から2週間後の母乳外来で指摘され、専門の医療機関の受診を勧められました。
しかし当時は受診するにもまだ生後1か月にも満たない子どもを連れて他の医療機関を受診するのは気が引けた上に、心療内科はどこも初診患者は3か月ほど受診待ちをしなければいけない状態でした。
症状は改善されないどころか逆に悪化してしまい、育児ノイローゼに。
そして何よりも体調不良で受診する気力さえなかったことから、産後うつ病はずっと放置したままでいたのです。
放置すれば当然ながら症状は改善されないどころか逆に悪化してしまい、育児ノイローゼになった上に何もやる気が起きなくなったので時には家事だけでなく育児までも放棄することもありました。
こうして産後1年半ほどは受診をせずに体調の悪い時は寝てばかりいたのですが、子どもの1歳半検診の時に満足に食事を与えることができていない子どもの体重が平均よりも少なかったことと私の見た目からしてわかる異常さに気づいた保健師さんが産後うつ病を引きずっているのではないかという心配をしました。
そしてすぐにでも医療機関を受診した方がいいと勧めてきたのです。
私は気が乗らない状態でしたが、保健師さんの忠告を聞いて早めに受診をすることにしました。
すると私は産後1年半経過しても産後うつ病が改善されていないということで、もはや産後うつ病でなく慢性的なうつ病になっていると診断されたのです。
慢性的なうつ病のためにSSRIのルボックスなどの抗うつ剤が必要と判断された上に、1日3時間程度しか睡眠できていない状態だったことから睡眠導入剤のルネスタも処方され、すぐに服薬を開始することになりました。
しかしながらルボックスは私の体に全く合わず、日中眠気やイライラがしてしまって子どもや夫に対して暴力的になってしまうなど逆効果だったことから、抗うつ剤は1か月程度で中止しています。
その代わりに加味帰脾湯や補中益気湯といった漢方薬を服用するように変更となりました。
そして産後からもうすぐ4年となるのですが現在もうつ病の治療のために通院は続けているものの、症状はよくなったり悪くなったりと安定しない状態です。
そしてうつ病にはよくありがちな季節の変わり目に調子が悪くなるとかホルモンバランスによって症状が重くなったり軽快したりと気持ちの変化はとても激しく、毎日どのような状態で過ごすことになるのか全く分からず悶々としています。
さらに現在40歳を手前にして更年期障害のような症状が出始め、うつ状態の程度がさらにひどくなってきたような気がするのです。
これまではうつ病でも寝て休んでいる時は数日に1日だったのが、最近では毎日寝て休むようになってしまいました。
時にはひどいうつ状態のために自殺してしまおうと思って、自分の所有している持ち物を処分したり夜中に車で出かけてしまうなど危険な状態になることもありますが、まだ小さい子どもがいることもあってもう少しだけ治療に専念してから今後の自分について考えたいと思っています。