34歳で鬱病発症。離婚、生活保護中での治療の日々。【体験談】
私は11年前にうつ病になり、今でも通院をしながら在宅で仕事をしています。
当時の年齢は34歳で、子供が三人いて、11歳、10歳、6歳でした。
下の子が1歳の頃から借金の返済で仕事をやめれず、なんとか体をごまかしながら働いていたのですが毎日ぐったりで疲労感が抜けなかったので病院で検査をしても異常がなく、だんだんふさぎ込むようになりました。
そのうち、仕事でも思考能力がなくなり、なんとも言えない不安感に襲われ、家から出れなくなりました。
精神科を偏見な目で見ていたので、精神科に行くのが嫌で行ってなかったのですが、このままだと精神が破壊すると思い、精神科に行ってみようと決心しました。
初めて精神科の診察を受けて、先生と話しをしているうちに涙がポロポロと溢れてきました。
診断の結果、鬱病と言われ、3ケ月薬んだら楽になるから、そのあとは再発防止に一年薬を飲みましょうといわれました。
それから先生が時間をとってくれてカウンセリングもはじまりました。
薬は症状に合わせて色々変えましたが、不安な時にのむデパスや抗うつ剤はパキシルを40ミリからはじめて、20ミリにたもっていました。
初診のときに先生に家事もなにもしないで休養してくださいと言われ、旦那が家事と仕事をしていたのですが、だんだんと旦那もこんな私が嫌になり、旦那の親にも精神科に通っている嫁ということで、嫌がられるようになりました。
そんなときに、旦那は仕事がうまくいかなくなり収入もなくなって、喧嘩も多くなり、実家にでていって、離婚になりました。
養育費ももらえないので薬を飲みながら仕事をさがしました。
薬を飲んでいると眠たさが襲い、一日仕事するのがやっとで、先のことの不安できゅうに今までにない恐怖感のような変な気持ちになりました。
不安感が続くと、ご飯がたべれず仕事でも全く食べることができなくて、体重がどんどん減っていき、このままだと子供を育てていけないと思い、市役所の生活保護に相談にいきました。
精神科に通っていたので、スムーズに生活保護をうけることができ子供三人と家族四人で生活をすることがでました。
今は上二人は自立して下の子供が高校生になります。
鬱病とは波があるもので、何年かまた休養して仕事を始めたのですが、仕事の激務でまた体調を悪くして今はまた違う薬にかえ一進一退している状態です。
今のんでいる薬は朝にレクサプロ、夜にサインバルタカプセルをのんでいます。
早いものでうつになってから11年になり早く薬をやめたいとあせっていたのですが、なかなかやめれず、今は薬をのんでても普通に生活が送れて、楽しく過ごせたらいいやと思えるようになりました。
一番私が鬱になって辛かったことは、誰かに支えてほしいときに私は誰もいなかったことです。
親も勝手な人だったので、自分のことばかりで、鬱病になっても何もしてもらえませんでした。
信頼していた旦那にも裏切られ、今思えば、一人でなんとか頑張ってきたなーと、振り返ると自分を褒めてあげようとおもっています。
今、鬱で苦しんでいる人は、早く治したい一心で必死だと思います。
うつは気持ちだけが焦るのですが、解決できるのは時間だけです。
時間をかけて今まで頑張ってたぶん、すこし自分を振り返ってみませんか?
薬の力を借りてのんびりたまには休養してみてもよいのではないでしょうか。