仕事の同僚がうつで自殺未遂しました。【体験ブログ】
看護師という仕事は、人の命を預かる仕事なのでうつ病が多い
同僚がうつで自殺未遂をしたことがあります。
その同僚というのは、私の2つ下の後輩です。
私たちが働く職場は病院でした。
看護師という仕事は、人の命を預かる仕事ですし、夜勤などもあるので決して楽な仕事ではありません。
また国家資格を持つ専門職なので、きちんとした知識と技術を持ち、仕事に妥協はできないのですね。
特に私の病院は500床を超える大きな病院だったので、新卒の教育が厳しく、毎年それでやめていく人も少なくありませんでした。
後輩が入ってきた都市の同期は、4人。
その中でうつになった彼女は、なぜか一人要領の悪いと言われるタイプの人だったのですね。
とてもおとなしく、動作がゆっくり。
しかし真面目で努力家ではあったのです。
そのために時間はかかるけれど、看護師として少しずつ成長は感じられてきていたのです。
しかし彼女は、就職して約半年くらい経った頃から少しずつうつ傾向になりました。
はじめはそのような心理状態が分からなかったのですが、ちょっと注意されたりすると泣くことが多くなったし、同期の間でも会話をしなくなったというのです。
またメールや電話の連絡が取りづらくなったというので、私生活で何かあったのでは?と心配をしていたのですね。
それから3か月後、彼女の両親から電話がありました。
実家に帰ってきていた時に5階建てのビルから飛び降りたと。
仕事には真面目に出て来ていましたし、その時はたまたま連休だったので、実家に帰っていたようなのですが、彼女が飛び降りたことにみんな驚きを隠せませんでした。
幸い5回から飛び降り、2回の踊り場に落ちたので、両足骨折ですみました。
その後看護部長屋師長が面接に入ったりして彼女がうつで病院に通っていたことがわかりました。
また最近眠れずに薬を多数服用していることもわかりました。
彼女は怪我をしたことで仕事を休まないといけないことに責任を感じていましたが、看護部長たちはまずは彼女の精神状態とうつを治すことが先決だということで、休職を決めました。
結局彼女は休職をして3ヶ月、依願退職をしたのですが、同僚がそのような形で職場を去っていったことに、とてもショックでした。
またわたしの周りにはこれまでうつの人はいなかったのですが、今回のことで、見た目にあまり自殺企図があるかどうかわからないような人でも急に自殺未遂をすることもあるのだなということがよくわかりました。
うつって意外にも身近にあることもあることなので、気を付けていきたいなと時間しましたね。